いろいろとあったけれど。

2015/06/02
6兄弟も今日で生後4日目を迎えました。

ピンキーにとって今まで産んでくれた最高頭数が3頭なため、最初は大丈夫かなぁと心配していましたが‘子育てはベテランです’とばかりに子犬たちのミルクはもちろんトイレのお世話もして、お世話が終われば自分の時間とばかりに休憩スペースでくつろいで上手な子育てをしています。
(私も子供を持つ同じ母として、この手際の良さは尊敬しています。なかなかやりますな。ピンキー!)


さて、今日はたくさん可愛い写真も撮れたのですがこのブログに続いてのアップとして。

アクシデント続きだったピンキー母さんの出産をふりかえりたいと思います。

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兄弟会が開催された5月24日から出産予定日にはいったピンキー。

当然、大きなおなかで長距離を乗せることも会場で遊ぶこともできないので前日の午後からお世話になっている動物病院にてペットホテルという形で状態を見てもらっていました。

病院にいる間も時間ごとに検温してもらい、出産の兆候がみられたら電話連絡ということで私たちも病院からもしかしたら着信が入るかもとドキドキしながら一日を過ごしました。

そして着信はないまま、次の日の朝一番に病院へお迎えへ。

体温が少し下がってきたので、だいぶ出産も近いのではという感じで帰宅してからも定期的に体温測定をしていました。

そして5月29日のこと。
だいぶ予定日も過ぎてきたため朝5時から2時間に1回ほど体温測定していたのですが、ついに37度台に。

いままでの出産の記録からみて37度台に入ってから、だいたい12時間過ぎに産まれていたので早くて夕方に陣痛が来はじめて夜から明け方にかけての出産と予測していました。
ピンキーも陣痛がきているような気配もなく、ゴハンもふつうに食べてなんの兆候もない状態。
まだまだ、という変な自信がありました。

そして、どうしても出かけなくてはいけない用事があったため出がけにもういちど検温してから「まだ全然大丈夫」とお昼前から2時間家を空けたのですが・・・。

帰宅すると玄関で靴を脱いでいる私の耳にかすかな子犬の鳴き声。

え???
もう一度耳を澄ますと、やっぱりかすかに聞こえる鳴き声。

慌てて飛び込むように産箱のあるリビングに向かいましたが、そこで私の見たものは産箱を囲うサークルの周りに散乱するピンキーの食べ残したフードと、水。
そして産箱をのぞくとピンキーがいない。

もう頭の中真っ白になって周りを見渡したところ、続いている隣の部屋にピンキーの姿が。
周りは血だらけ。 4頭の子犬を抱えてピンキーが笑顔で寝ていました。

ピンキーが飛び出ないようにと万が一を思い、産箱を囲う2メートル近い高さのサークル。
お腹の大きいピンキー、やりました。
物静かで普段、誰もが絶対そんなふうに見えないとびっくりするピンキーですが・・・。
散乱したフードと水は飛び越えるときに後ろ足で蹴ったのでしょう。

すでに産まれていた4頭の子犬たち。
たぶん私が出て行って1時間もたたずに陣痛が来てすぐに出産となったように思います。
体の濡れた子からすでに乾き始めている子もいて、おおよそどの順番で産まれたのかは把握できました。
へその緒も上手に良い位置で切ってありました。

とにかくピンキーと4頭の子犬を産箱に移したのですが、産箱に入ってすぐに5頭目の出産。
そして6頭目の出産へと続きました。

ここからが大変。

まだまだ出産の時間は大丈夫だと思っていた私は、人間のお子さまの幼稚園バスのお迎え時間に重なると思っておらず誰にもヘルプを頼んでいなかったためお迎え時間は気づけばあと10分後に迫っていました。

うちから歩いて3分もかからないバス停なのですがちょうど6頭目が産まれている真っ最中。

へその緒を切って、ある程度の処置をしてからバス停までこんなに走ったことがないくらいの勢いで走りました。

それなのにバスが予定通りの時間に来なくて、もう泣きそう。

遅れること5分。
私にとっては長すぎる時間でしたがバスから降りてきた人間のお子さまをかっさらうように走り帰宅。

その後は実家の母と仕事を切り上げたパパさんが駆けつけてくれゼウスたちのお昼のトイレも、人間のお子さまのお世話も手伝ってくれて一安心でした。

6頭産まれた子犬たち。 みんな元気いっぱいにピンキーのおっぱいを探してミルクを飲んでいるのですが、その間に何度も時折いきむピンキー。

どうやら7頭目の子犬がおなかの中にいるようでした。

その後、2時間以上たっても7頭目の子犬が産まれないため動物病院に指示を仰ぎ、お腹の中に子犬がいるかどうか確認のため私は子犬たちと家に残り、ピンキーはパパさんと動物病院に。

エコーをとったところ、7頭目の子犬がおなかの中にまだいることがわかったのですが悲しいことに心音が確認されないとのこと。
避妊手術と同時に帝王切開をするか陣痛促進剤を使用するかと先生との相談の結果、術後にすでに産まれている6頭の子犬たちを育てる大変さ。そして7頭目の子犬はかなり降りている位置にいるため陣痛促進剤ですぐに産まれるだろうという判断でピンキーは促進剤を打ち、帰宅となりました。

促進剤を打って、その日のうちには産まれるだろうという判断だったのですが最初の1時間は強い陣痛があったもののそのうちに陣痛がどんどん消えていき、笑顔で6頭の子犬のお世話をしながらいびきをかいて寝始めるピンキー。

もう私たちは気が気じゃなく付きりのまま眠れぬ夜を過ごしました。
産道マッサージをしながらお腹の中にいる子犬を手さぐりで触ると2本の足がつかめる位置。
刺激でいきむピンキーに、いきみに合わせて子犬を引っ張るもギリギリに触れる位置にいて滑るため子犬を取り出せず。

明け方に動物病院の緊急留守番電話にメッセージを入れて折り返しで電話を下さった先生が病院の開院前に開けてくれ2度目の促進剤の使用ですぐに産出となりました。

すでに心音はないと聞いていたこと。時間がかかりすぎているために生存はまずないとわかっていたものの、どこかで奇跡を期待していました。
ですが、奇跡は起こらず7頭目の子犬はとても可愛いブルーマールの女の子でした。
逆子で通常よりも体勢が特に難しい形だったせいもあり産まれるのに時間を要したようです。

切ないですね。
産まれた子犬に振り返って駆け寄ろうとしたピンキー。 先生と一緒に「ごめんね。だめだったよ。」と言いながらこみあげるものがありました。
本当にごめんね。
子犬を綺麗にして下さり、小さな箱に入れて渡してくださった先生とスタッフの皆さんの優しい気持ちに感謝です。

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今回の出産を振り返り、ありのままをすべて書きましたが命を扱うブリーダーとしてこのような記事は正直なところ恥を忍んで書きました。
これまでの体温の記録だけで出産時間を判断したこと。
私の中で出産という本当はとても大きな出来事がどこか日常のように感じ、驕った気持ちがあったのかもしれません。
振り返りながら、改めて反省するとともに自分を見つめなおそうと思います。

6頭の子犬たち。
産箱を覗くたびに大きくなっているようでピンキー母さんが一生懸命お世話をしています。

この子たちの成長の先には、すでに素敵なご家庭がそれぞれにあります。

私たちもピンキー母さんと共に大切に大切に育てたいと思います。どうぞ見守ってくだされば幸いです。

comment (2) @ PUPPY
巷でウワサの。 | それぞれのリボンカラーと共に。

comment

まあ!ピンキーさんってばスゴいわ!
母としての強さを感じるエピソードですよ。

出産の兆候はその時々でかなりムラがありますもの。
いつ産まれる?まだ大丈夫?全てを知るのは母たるピンキーさんだけ。
7番目のナナコちゃん。残念でしたね。。。
ピンキーパピーちゃん達ナナコちゃんの分まで、健やかに愛らしく育ってね。
2015/06/02 Tue 22:32:38 URL
>がっくんママさん : gumi@DOUBLESTOP @-
前回の産箱破壊事件といいピンキー、普段物静かながら中には秘めたものをもっているのかもしれませんね。
きっと産箱よりも普段自分の寝る部屋のほうがいいと思ったのかもしれません。

出産は数字や教科書通りのものではないと改めて感じました。
温かいお言葉、ありがとうございます。
2015/06/04 Thu 01:36:40 URL

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